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【金相場】週末17日のNY金相場は、前日同様に横ばい圏ながらも小幅高に振れ上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1184.20ドル(+0.20ドル)と、小幅ながら3営業日ぶりに反発して取引きを終了。外国為替市場では、早朝にかけて対ユーロでいったん強含んでいたドルが軟化に転じた事から、ドル建てで取引される商品相場は割安感が意識され、金相場はプラス圏に浮上した。また、米国人牧師の釈放問題をめぐって米国とトルコの外交関係が冷え込む中、米国がトルコに対して追加制裁措置を科すことも辞さないと警告したことから、この日はトルコ通貨リラが再び急落。他の新興国にも混乱が波及するのではとの懸念が再燃したため、安全資産としての金買いも一部で観測された。ただ、週末を控えた持ち高調整売りや、市場では今月下旬に再開される米中貿易協議が進展し、両国間の貿易摩擦が緩和に向かうとの期待も広がっており、この日はトルコ不安を相殺する形となったもようで、安全資産としての金需要も限られた。
国内の金相場は、堅調に推移した週末のNY相場や時間外取引での伸びを映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,598円(+26円)と続伸し、ここ最近の調整地合いが一服しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/20 4598円 (+26円)
08/17 4572円 (+29円)
08/16 4543円 (-179円)
08/10 4722円 (±0円)
08/09 4722円 (-15円)
08/08 4737円 (+14円)
08/07 4723円 (-22円)
08/06 4745円 (+2円)
08/02 4773円 (-29円)
直近10日間の金相場平均価格:4,688円/g
【パラジウム相場】週末17日のNYパラジウム相場は、急反発した前日相場の流れを引き継ぎ上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス877.80ドル(+3.00ドル)と、小幅ながら値を伸ばし買い優勢で取引きを終了。この日のパラジウム、急速に買い戻された前日相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移した。また、最近のドル高基調に調整売りが出た事で、商品相場は割安感が意識されパラジウムも上げ幅を拡大した。ただ、米国人牧師の釈放問題をめぐって米国とトルコの外交関係が冷え込む中、米国がトルコに対して追加制裁措置を科すことも辞さないと警告したことから、この日はトルコ通貨リラが再び急落。他の新興国にも混乱が波及するのではとの懸念が再燃したため、パラジウムも買い一服となった。一方、今月末に米中通商協議が再開される見通しとなっていることが相場の下支えとなり、この日もプラス圏で引けた。
国内のパラジウムは、引き続き堅調に推移した週末のNY相場高や、引け後の伸びを映して急伸。小売では1gあたり3,607円(+97円)と、16日の下げを埋めて、8日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/20 3607円 (+97円)
08/17 3510円 (+184円)
08/16 3326円 (-248円)
08/10 3574円 (±0円)
08/09 3574円 (-54円)
08/08 3628円 (+21円)
08/07 3607円 (-27円)
08/06 3634円 (-21円)
08/03 3655円 (±0円)
08/02 3655円 (-60円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,577円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:45現在の金相場は1トロイオンス1188.90ドル、パラジウムは890.05ドル、為替は1$110円60銭前後の値動きで推移しております。