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【金相場】週明け6日のNY金相場は、ドル高による割高感や、米国株の上昇に圧迫され軟調な展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス1217.70ドル(-5.50ドル)と、マイナス圏に転じ反落して取引きを終了。この日は夏期休暇シーズンで薄商いとなる中、ユーロ安が続いていることを意識した売りが出た事で序盤より売りが先行した。一方、中東地域における地政学的リスク増大に対する警戒感が高まったほか、安値拾いの買い戻しも入り一時上昇する場面も見られたが、米国株式が底堅い動きを見せた事や、警戒されている米中貿易摩擦が激化すれば、中国の人民元など主要国通貨に対しドル高が進むとの観測が金の上値を抑制し、結局この日は売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、マイナス圏に転じた週明けのNY相場を映して反落。小売ベースでは1gあたり4,723円(-22円)と、値を落とし反落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/07 4723円 (-22円)
08/06 4745円 (+2円)
08/02 4773円 (-29円)
08/01 4802円 (+36円)
07/31 4766円 (-1円)
07/30 4767円 (-8円)
07/27 4775円 (-20円)
07/26 4796円 (+6円)
07/25 4789円 (+5円)
直近10日間の金相場平均価格:4,768円/g
【パラジウム相場】週明け6日のNYパラジウム相場は、ドル高による割高感が意識されたほか、米中貿易摩擦への警戒感が意識され軟調地合いが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス903.60ドル(-4.30ドル)と、マイナス圏で推移し続落して取引きを終了。多くの市場関係者が夏期休暇シーズンで不在となる中、この日はドル高先行を意識した割高感に圧迫され序盤より安寄りした。また、米中の貿易摩擦がエスカレートすることへの警戒感や、中東地域における地政学的リスクの増大さが意識され手じまい売りも出やすい展開となった。ただ、ドル高一服や、米国株が底堅い動きとなった事で、パラジウムも買い支えられ下値は限定的となった。節目の900ドルラインに近づいており、下抜ければ一段安も想定されている。
国内のパラジウムは、引き続き軟調地合いが継続した週明けのNY相場を映して、マイナス圏での値動きに。小売では1gあたり3,607円(-27円)と、値を下げ続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/07 3607円 (-27円)
08/06 3634円 (-21円)
08/03 3655円 (±0円)
08/02 3655円 (-60円)
08/01 3715円 (+33円)
07/31 3682円 (+16円)
07/30 3666円 (-16円)
07/27 3682円 (-27円)
07/26 3709円 (+75円)
07/25 3634円 (±0円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,664円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:40現在の金相場は1トロイオンス1211.70ドル、パラジウムは902.75ドル、為替は1$111円35銭前後の値動きで推移しております。