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【21日 パラジウム相場】先週末21日のNYパラジウム相場は急反発。中心限月の12月限は1トロイオンス794.90ドル(+27.75ドル)と、3営業日ぶりに反発し、中心終値では月初の3日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。この日、中国が景気てこ入れを狙い予想外の利下げに踏み切った事をきっかけに、価値保存手段としての貴金属需要が高まった事からパラジウムは上昇。また、ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁がこの日の講演で、ユーロ圏の低インフレへの警戒感を示唆した上で、一段の緩和策を講じる可能性があると強調した事も支援材料となり、パラジウムは買いが加速。結局終値では前日比+3.6%と、上昇率は2013年9月19日以来最大となり、価格水準を一段切り上げてこの日の取引きを終えた。
先週(17日~21日)のNYパラジウム相場は売り買いまちまち。値を上げた日は2日(18日・21日相場)、下げた日は3日(17日・19日・20日相場)。週末終値(21日:794.90ドル)では、前週末終値(14日:771.35ドル)に対して1トロイオンス+23.55ドル(+2.9%)と、水準を一段切り上げて3週間ぶりにプラスで越週となりました。5営業日のパラジウム平均価格は1トロイオンス775.48ドル。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(17日~21日)》
11/17 768.70ドル (-2.65ドル)
11/18 776.70ドル (+8.00ドル)
11/19 769.95ドル (-6.75ドル)
11/20 767.15ドル (-2.80ドル)
11/21 794.90ドル (+27.75ドル)
※前週末比:1トロイオンス+23.55ドル(+2.9%)
(5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス775.48ドル)
【24日 パラジウム相場】週明け24日のNYパラジウム相場は小反落。中心限月の12月限は1トロイオンス790.10ドル(-4.80ドル)と、前週末に急伸した反動から、利益確定を目的とした売りが優勢となり、マイナス圏でこの日の取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は急伸。小売では1gあたり3,364円(+97円)と、9月9日相場以来およそ2ヶ月半ぶりの高値を付け、同日ぶりに3,300円台に価格をのせました。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在のパラジウム相場は1トロイオンス794.55ドル、為替は1$118円08銭前後の値動きで推移しております。