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【金相場】31日のNY金相場は、ドル高に伴う割高感に押されて売りが先行したものの、ポジション調整的な買い戻しが入り反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1233.60ドル(+2.10ドル)と、小幅ながら値を上げ小反発して取引きを終了。この日は夏期休暇で多数の投資家が不在のため商いも低調となる中、外国為替市場ではドルがユーロに対して反転上昇した事を受けて、金には売りが活発化し相場は一時1222ドル近辺まで下落した。ただ、その後売りが一巡すると、安値圏ではポジション調整とみられる買い戻しや値頃感を背景とした買いが入りやすく、徐々に下げ幅を縮小。昼前にはプラス圏に浮上し以降は堅調地合いを維持する展開となった。この日から2日間の日程で始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)や、週末発表の米雇用統計の発表など重要イベントを控えて、市場では様子見ムードが広がっている。
国内の金相場は、プラス圏に転じたNY相場と円安の進行をはやして上昇。小売ベースでは1gあたり4,802円(+36円)と、プラス圏に転じ4営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/01 4802円 (+36円)
07/31 4766円 (-1円)
07/30 4767円 (-8円)
07/27 4775円 (-20円)
07/26 4796円 (+6円)
07/25 4789円 (+5円)
07/24 4784円 (-22円)
07/23 4806円 (-23円)
07/20 4829円 (-25円)
07/19 4854円 (-8円)
直近10日間の金相場平均価格:4,797円/g
【パラジウム相場】31日のNYパラジウム相場は、米中の通商協議再開に対する期待を受けて堅調地合いが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス931.90ドル(+9.40ドル)と、プラス圏で推移し続伸して取引きを終了。この日は外国為替市場ではドル高に推移した事を受けて、パラジウムは序盤は売りが先行し小安く推移した。しかし、米国と中国は全面的な貿易戦争の回避を目指し、交渉再開を模索している。との報が伝わると流れは一転。ポジション調整的な買い戻しや、他貴金属の上昇、株高が好材料となりプラス圏に浮上した後、上げ幅を拡大する展開となった。市場では2日間の日程で始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)や、週末発表の米雇用統計の発表に注視している。
国内のパラジウムは、買い優勢となったNY相場や円安要因から、堅調地合いを維持して上伸。小売では1gあたり3,715円(+33円)と続伸し、7月13日相場以来およそ3週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/01 3715円 (+33円)
07/31 3682円 (+16円)
07/30 3666円 (-16円)
07/27 3682円 (-27円)
07/26 3709円 (+75円)
07/25 3634円 (±0円)
07/24 3634円 (+87円)
07/23 3547円 (+32円)
07/20 3515円 (-140円)
07/19 3655円 (-33円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,644円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1225.45ドル、パラジウムは927.10ドル、為替は1$111円10銭前後の値動きで推移しております。