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2018年07月23日国内金相場は円高に圧迫されマイナス圏へ↓一方、パラジウムはNY相場の急反発を映し安値一服↑

【金相場】週末20日のNY金相場は、トランプ米大統領が利上げに批判的な発言をした事を受け、外国為替市場ではドル安が進んだ事から相対的に金は買われ上昇。中心限月の8月限は1トロイオンス1231.10ドル(+7.10ドル)と、プラス圏に転じ反発して取引きを終了。米国トランプ大統領は19日に米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めに不満を表明し、翌20日にもツイッターで米利上げなどを背景としたドル高が米国の競争力を奪っていると投稿した。これを受けて外国為替市場ではドルが主要通貨に対して売られドル安が進行。ドル建の金商品は相対的に買われ上昇した。また、このところの安値反動や、株式相場も方向感に乏しい展開となった事から、持ち高調整目的としての買い支えもあって、この日は買い優勢で取引きを終えた。

国内の金相場は、週末のNY市場では買い優勢に流れるも、円高の進行が上昇分を消化しマイナス推移。小売ベースでは1gあたり4,806円(-23円)と、軟調地合いが継続し5日続落となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

07/21  4806円 (-23円)

07/20  4829円 (-25円)

07/19  4854円 (-8円)

07/18  4862円 (-27円)

07/17  4889円 (-33円)

07/13  4837円 (+41円)

07/12  4796円 (+4円)

07/11  4792円 (-20円)

07/10  4812円 (+28円)

07/09  4784円 (-7円)

直近10日間の金相場平均価格:4,869円/g


【パラジウム相場】週末20日のNYパラジウム相場は、前日の急落に対する持ち直し買いや、トランプ大統領の利上げ批判を受けてドル安が進んだ事による買いが入り急反発。中心限月の9月限は1トロイオンス888.90ドル(+22.70ドル)と、6営業日ぶりに反発して取引きを終了。前日には約3ヶ月半(4月6日相場)ぶりの安値に戻すなど、調整地合いとなっていた事から、この日のパラジウムは序盤より割安感が意識され堅調に推移した。また、トランプ大統領が19日に米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めに不満を表明、翌20日にもツイッターで同趣旨の投稿をするなど、利上げに対して否定的な見解を示した事で急速にドル安が進み、パラジウムは他貴金属同様に上げ幅を拡大した。

国内のパラジウムは、為替が円高に傾斜したものの、急反発した週末のNY相場高を映して上昇。小売では1gあたり3,547円(+32円)と、前営業日までの調整地合いが一服し、本日は5営業日ぶりにプラス圏に転じました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

07/22  3547円 (+32円)

07/20  3515円 (-140円)

07/19  3655円 (-33円)

07/18  3688円 (±0円)

07/17  3688円 (-119円)

07/13  3807円 (+54円)

07/12  3753円 (+38円)

07/11  3715円 (-92円)

07/10  3807円 (+33円)

07/09  3774円 (+11円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,695円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:40現在の金相場は1トロイオンス1234.65ドル、パラジウムは889.85ドル、為替は1$110円94銭前後の値動きで推移しております。

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