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【金相場】17日のNY金相場は、ドルの上昇やパウエルFRB議長の議会証言を意識した売りに押され続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1227.30ドル(-12.40ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日の金相場は、ドル高一服を背景に時間外取引では買い戻しが入り小高く推移した。その後、通常取引きがスタートすると、ドル買い再燃から金相場は次第に売り優勢に反転。また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が議会証言で利上げに前向きな発言をした事も圧迫材料となり、下げ幅を拡大した。パウエルFRB議長は上院銀行住宅都市委員会で半期に一度の証言を行い、「今後数年にわたり労働市場は堅調を維持し、インフレ率はFRBの目標である2%近辺で推移する」との見通しを示した。
国内の金相場は、軟調地合いが継続したNY相場を映してマイナス圏で推移。小売ベースでは1gあたり4,862円(-27円)と、続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
07/18 4862円 (-27円)
07/17 4889円 (-33円)
07/13 4837円 (+41円)
07/12 4796円 (+4円)
07/11 4792円 (-20円)
07/10 4812円 (+28円)
07/09 4784円 (-7円)
07/06 4791円 (+5円)
07/05 4786円 (+4円)
07/04 4782円 (+30円)
直近10日間の金相場平均価格:4,881円/g
【パラジウム相場】17日のNYパラジウム相場は、ドル高や他貴金属の軟調さが意識され売り優勢に。中心限月の9月限は1トロイオンス909.20ドル(-4.30ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤はドル高が一服した事から堅調に推移し上昇した。その後、ドルが買い戻しに転じたほか、軟調となった他貴金属の値動きを眺めて次第に売り優勢に反転。 加えてパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受けて、ドル高が加速した事も圧迫要因となり、そのままマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、NY市場では軟調となるも時間外取引での戻りや、円安要因から下げを埋めて横ばい。小売では1gあたり3,688円(±0円)と、前日比変わらずとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/18 3688円 (±0円)
07/17 3688円 (-119円)
07/13 3807円 (+54円)
07/12 3753円 (+38円)
07/11 3715円 (-92円)
07/10 3807円 (+33円)
07/09 3774円 (+11円)
07/06 3763円 (±0円)
07/05 3763円 (+27円)
07/04 3736円 (-17円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,749円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。14:05現在の金相場は1トロイオンス1230.15ドル、パラジウムは910.75ドル、為替は1$113円00銭前後の値動きで推移しております。