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【金相場】12日のNY金相場は、安値拾いの買い戻しや、冴えない内容となった米国経済指標を受けて買い優勢の展開に。中心限月の8月限は1トロイオンス1246.60ドル(+2.20ドル)と、小幅ながら値を上げ、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日は軟調となった前日までの安値反動から、序盤より買い戻しが入り上昇した。また、発表された米国消費者物価指数(CPI)が前月比で予想以下となったほか、外国為替市場では対ユーロでのドル高基調がこの日は一服し、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたことも材料視され買いが膨らんだ。ただ、世界的に株高が広がり投資家心理がリスクオンに傾いた事もあって、積極的に上値を追う展開とはならなかった。
国内の金相場は、NY相場高や円安の加速をはやして堅調地合いが継続。小売ベースでは1gあたり4,922円(+41円)と、上げ幅を拡大し、6月19日相場以来およそ3週間半ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
07/13 4922円 (+41円)
07/12 4831円 (+3円)
07/11 4878円 (-19円)
07/10 4897円 (+28円)
07/09 4869円 (-8円)
07/06 4877円 (+6円)
07/05 4871円 (+4円)
07/04 4867円 (+29円)
07/03 4838円 (-26円)
07/02 4869円 (+29円)
直近10日間の金相場平均価格:4,876円/g
【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、安値拾いによる買い戻しや、投資家らのリスク選好意欲の高まりを背景に上昇。中心限月の9月限は1トロイオンス948.80ドル(+11.80ドル)と、買い優勢となり、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、軟調となった前2営業日の反動から序盤より安値拾いの買いが入り上昇した。また、発表された米国消費者物価指数(CPI)が冴えない内容となると、外国為替市場ではユーロ買い・ドル売りが進行。ドル建てのパラジウムは割安感が意識されたほか、他貴金属の上昇や、世界的に株高が広がるなどリスク選好意欲の高まりが買いを促し、パラジウムは上げ幅を拡大した。途中、ドル売りが一服する場面では、やや上値を抑えられる場面もあったが、引き続き堅調に推移した米国株が意識され、そのまま高値圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買い優勢となったNY相場や、円安の進行を受けて上伸。小売では1gあたり3,807円(+54円)と、先日11日に付けた直近高値と並び、再度3週間(6月21日相場)ぶりの高値得圏に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/13 3807円 (+54円)
07/12 3753円 (+38円)
07/11 3715円 (-92円)
07/10 3807円 (+33円)
07/09 3774円 (+11円)
07/06 3763円 (±0円)
07/05 3763円 (+27円)
07/04 3736円 (-17円)
07/03 3753円 (-27円)
07/02 3780円 (+44円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,765円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:10現在の金相場は1トロイオンス1249.55ドル、パラジウムは947.85ドル、為替は1$112円64銭前後の値動きで推移しております。