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2018年07月12日円安要因から国内金相場はプラス圏に反転し小反発↑また、パラジウムも堅調に推移し上昇。

【金相場】11日のNY金相場は、米中貿易摩擦への警戒感が広がる中、外国為替市場ではドル高が進んだ事に相場を圧迫され続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1244.40ドル(-11.00ドル)と、売り優勢で推移しマイナス圏で取引きを終了。10日トランプ米大統領は、中国から輸入する2000億ドル相当の製品に10%の関税を上乗せする追加制裁の手続きを開始すると発表。米中両国は既に6日、340億ドル規模の輸入品に追加関税を課す措置を相互に発動しており、両国間の「貿易戦争」が本格化するのではないかとの懸念が強まったことから、外国為替市場ではドルを買う動きが活発化。ドルが対主要通貨で上昇し、割高感が意識された金商品は相場を圧迫された。途中、株安を受けて逃避目的から金を買う動きも見られたが、ドル高の加速が上値を重くし結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、ドル高に押されたNY相場安を映すも、為替が円安に傾斜したことを受けて小幅高に。小売ベースでは1gあたり4,881円(+3円)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を上げ反発しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

07/12  4831円 (+3円)

07/11  4878円 (-19円)

07/10  4897円 (+28円)

07/09  4869円 (-8円)

07/06  4877円 (+6円)

07/05  4871円 (+4円)

07/04  4867円 (+29円)

07/03  4838円 (-26円)

07/02   4869円 (+29円)

06/29   4835円 (-7円)

直近10日間の金相場平均価格:4,868円/g


【パラジウム相場】11日のNYパラジウム相場は、米国の対中追加関税の発表を受けて圧迫されるも、売り一巡後は買い戻しが入り終値では横ばい圏。中心限月の9月限は1トロイオンス937.00ドル(-0.60ドル)と、小幅に値を下げ続落して取引きを終了。トランプ政権が、中国からの輸入品に対する新たな関税リストを発表したことで、米中の貿易戦争がエスカレートするとの見方が台頭。投資家の警戒感が広がり株安となったほか、外国為替市場ではドル買いが進んだ事も相場の圧迫材料となった。ただ、売り一巡後は安値拾いや、持ち高調整から買い戻され、結局前日の終値水準で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、引け後のNY市場の値動きや、円安要因から値を上げ反発。小売では1gあたり3,753円(+38円)と、プラス圏に反転し上昇しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

07/12  3753円 (+38円)

07/11  3715円 (-92円)

07/10  3807円 (+33円)

07/09  3774円 (+11円)

07/06  3763円 (±0円)

07/05  3763円 (+27円)

07/04  3736円 (-17円)

07/03  3753円 (-27円)

07/02  3780円 (+44円)

06/29  3736円 (-11円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,758円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:00現在の金相場は1トロイオンス1246.35ドル、パラジウムは937.20ドル、為替は1$112円29銭前後の値動きで推移しております。

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