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2018年07月02日堅調に推移した週末のNY相場高を映し、国内貴金属は軒並みプラス圏に浮上↑

【金相場】週末29日のNY金相場は、ドルがユーロに対して軟調に推移したほか、このところの安値反動から買いが入り上昇。中心限月の8月限は1トロイオンス1254.50ドル(+3.50ドル)と、プラスサイドに転じ5営業日ぶりに反発して取引きを終了。難民問題を巡り欧州連合(EU)首脳会議で合意に至ったことから、外国為替市場ではユーロがドルに対して1カ月ぶりの大幅高となるなど堅調に推移。ドル建ての金商品は割安感から買いが入ったほか、このところの安値反動から買い戻しも手伝って、序盤より堅調に推移した。また、ECB(欧州連合)のドラギ総裁が、貿易戦争がエスカレートすれば、予想よりも大きな影響が及ぶ可能性があると警告した事も、安全資産としての金買いを後押しする形となった。一方、トランプ米大統領が税制改革第2弾として、法人税率を20ー21%に下げる方向で検討していると明らかにした事で、米国株が上昇する場面では金は上値を抑えられ小幅高となった。

国内の金相場は、堅調に推移した週末のNY市場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,864円(+29円)と、5営業日ぶりに反発し、26日(1週間)ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

07/02   4869円 (+29円)

06/29   4835円 (-7円)

06/28   4842円 (-16円)

06/27   4858円 (-7円)

06/26   4865円 (-31円)

06/25   4896円 (-22円)

06/22   4894円 (-24円)

06/21   4918円 (±0円)

06/20   4918円 (-31円)

06/19   4949円 (-16円)

直近10日間の金相場平均価格:4,884円/g


【パラジウム相場】週末29日のNYパラジウム相場は、対ユーロでのドル安進行や、堅調な米国経済指標、株高が支援材料となり急反発。中心限月の9月限は1トロイオンス950.90ドル(+20.00ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。欧州連合(EU)首脳会議で、難民問題を巡って合意に至ったことから、外国為替市場ではユーロ高・ドル安が進行。ドル建てのパラジウムは、金やプラチナなど他貴金属同様に割安感が意識され序盤より買いが先行した。また、発表された米国経済指標が概ね良好な内容となったほか、堅調な株式市場も追い風となり一段と上げ幅を拡大。加えて、トランプ米大統領による法人税率引き下げの声明も支援材料となり、この日は大幅高となった。

国内のパラジウムは、急反発した週末のNY相場高を映して上昇。小売では1gあたり3,780円(+44円)と、3営業日ぶりに値を上げ、21日相場(約1週間半)ぶりの高値となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

07/02  3780円 (+44円)

06/29  3736円 (-11円)

06/28  3747円 (-27円)

06/27  3774円 (+92円)

06/26  3682円 (-65円)

06/25  3747円 (±0円)

06/22  3747円 (-60円)

06/21  3807円 (±0円)

06/20  3807円 (-81円)

06/19  3888円 (-5円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,772円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:50現在の金相場は1トロイオンス1253.15ドル、パラジウムは951.35ドル、為替は1$111円01銭前後の値動きで推移しております。

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