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【金相場】19日のNY金相場は、米中貿易戦争激化を警戒して買われた一方、ユーロ安・ドル高要因から相場を圧迫され小反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1278.60ドル(-1.50ドル)と、前日の上げを戻してマイナス圏に転じて取引きを終了。トランプ米大統領が中国からの輸入品に対し、追加制裁措置の発動を検討すると発表し、対する中国は報復する構えを示した。こうした米中貿易戦争激化を警戒して、世界的にリスクオフが進み金は安全逃避的な買いが観測されたが、外国為替市場ではユーロ安・ドル高の相場展開となったことから相場を圧迫され、結局小幅安で取引きを終えた。
国内の金相場は、小幅ながら値を落としたNY市場の値動きや為替要因から軟調な展開に。小売ベースでは1gあたり4,918円(-31円)と、マイナス圏で推移し3日続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
06/20 4918円 (-31円)
06/19 4949円 (-16円)
06/18 4965円 (-77円)
06/15 5042円 (+29円)
06/14 5013円 (+2円)
06/13 5011円 (-7円)
06/12 5018円 (+39円)
06/11 4979円 (-6円)
06/08 4985円 (-18円)
06/07 5003円 (+5円)
直近10日間の金相場平均価格:4,988円/g
【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、米中の貿易戦争に対する懸念から投資家心理が冷え込む中、株安・ドル高が圧迫材料となり反落。中心限月の9月限は1トロイオンス960.30ドル(-22.60ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日は、米中貿易摩擦への警戒感から日本やアジア株が軒並み値を下げたほか、商品市場も全般的に売りが進んだ事もあって、パラジウムも時間外取引より売りが先行し小安く推移した。また、日中取引きでは欧州株や米国株も軟調となるなど世界的に株安が進み、投資家心理が後退。リスクオフの流れが台頭した事や、ユーロ安・ドル高が進んだ事も相場の圧迫材料となり、パラジウムも下げ幅を広げる展開となった。
国内のパラジウムは、軟調な展開となったNY相場や円高要因から値を落とし売り優勢の展開に。小売では1gあたり3,807円(-81円)と、3営業日続落し調整地合いとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
06/20 3807円 (-81円)
06/19 3888円 (-5円)
06/18 3893円 (-81円)
06/15 3974円 (+16円)
06/14 3958円 (-59円)
06/13 4017円 (+5円)
06/12 4012円 (+65円)
06/11 3947円 (-5円)
06/08 3952円 (-38円)
06/07 3990円 (+92円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,944円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。14:50現在の金相場は1トロイオンス1278.90ドル、パラジウムは968.05ドル、為替は1$110円22銭前後の値動きで推移しております。