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2018年06月13日国内貴金属はパラジウムを除いて反落↓金は小幅安に振れた一方、パラジウムは上値追いとなり前日同様に3ヶ月半ぶりの高値を継続↑

【金相場】12日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定などを控えて様子見ムードが広がる中、小幅安に振れ売り優勢の展開に。中心限月の8月限は1トロイオンス1299.40ドル(-3.80ドル)と、小幅ながらマイナス圏に転じて取引きを終了。この日から2日間の日程で始まった連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが確実視されているものの、FOMC終了後に公表される金利見通しや、パウエルFRB議長の記者会見などの内容を見極めたいとの思惑が強かったほか、14日には欧州中央銀行(ECB)定例理事会、14、15両日には日銀金融政策決定会合も控えているため、相場は様子見ムードが強かった。一方、12日にシンガポールで史上初の米朝首脳会談が実現したことを受けて、朝鮮半島情勢の緊張は和らいだ。ただ、北朝鮮による完全な非核化の実現には、なお懐疑的な見方も少なくなく、会談後の相場反応は限定的だった。

国内の金相場は、売り優勢となったNY市場の値動きを映して小反落。小売ベースでは1gあたり5,011円(-7円)と、小幅ながら値を下げ反落となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

06/13   5011円 (-7円)

06/12   5018円 (+39円)

06/11   4979円 (-6円)

06/08   4985円 (-18円)

06/07   5003円 (+5円)

06/06   4998円 (+21円)

06/05   4977円 (+7円)

06/04   4970円 (+12円)

06/01   4958円 (-4円)

05/31   4962円 (+13円)

直近10日間の金相場平均価格:4,986円/g


【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、急反発した前日相場の反動から利益確定売りが出やすかったほか、他貴金属の軟調さにつれて小反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1015.30ドル(-1.20ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の反動から、時間外取引では利益確定売りに押され小安く推移した。また、米国株が軟調となった事も相場の圧迫材料となったが、外国為替市場ではドル安が進んだ事で買い戻される場面もあり、売り買いが交錯する展開となった。ただ、金やプラチナなど他貴金属が軟調に推移した事で、相場の上抜けは抑えられ、結局小幅安で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、NY相場では小幅安に転じるも、為替が円安に傾斜した事を受けて上伸。小売では1gあたり4,017円(+5円)と、小幅に値を伸ばし、前日相場同様2月27日相場(3ヶ月半)ぶりの高値継続となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

06/13  4017円 (+5円)

06/12  4012円 (+65円)

06/11   3947円 (-5円)

06/08   3952円 (-38円)

06/07   3990円 (+92円)

06/06   3898円 (-6円)

06/05   3904円 (-16円)

06/04   3920円 (+81円)

06/01   3839円 (+22円)

05/31   3817円 (+27円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,930円/g

現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1298.65ドル、パラジウムは1017.15ドル、為替は1$110円66銭前後の値動きで推移しております。

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