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【金相場】連休明け29日のNY金相場は、イタリアやスペインの政治不透明感を背景に、為替の値動きと連動して売り買いが交錯。中心限月の6月限は1トロイオンス1299.00ドル(-4.70ドル)と、売りが優り続落して取引きを終了。スペインでの政局不安に加えて、イタリアで再選挙が必要になるかもしれないとの観測から、世界的にリスクオフが進む中、金は安全資産として買いを集め時間外取引急反発していた。ただ、その後は外国為替市場ではユーロ安・ドル高が進んだ事で、ドル建ての金商品は相場を圧迫。また、米朝首脳会談が再度、実施される見込みとなったことから金を手放す動きも出た一方で、欧州株が全面安となり、NYダウも大幅に下落したことで安全志向的な買い支えもあって、その後は売り買い拮抗する展開となった。
国内の金相場は、売りが優った連休明けのNY市場を映して軟調地合いが継続。小売ベースでは1gあたり4,949円(-30円)と、マイナス圏で推移し、3営業日続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/30 4949円 (-30円)
05/29 4979円 (-16円)
05/28 4995円 (-9円)
05/25 5004円 (+19円)
05/24 4985円 (-42円)
05/23 5027円 (+1円)
05/22 5026円 (+4円)
05/21 5022円 (+8円)
05/18 5014円 (+18円)
05/17 4996円 (-3円)
直近10日間の金相場平均価格:5,000円/g
【パラジウム相場】連休明け29日のNYパラジウム相場は、リスクオフの流れから欧米株が軒並み下落したほか、ユーロ安・ドル高に圧迫され売り優勢の展開に。中心限月の6月限は1トロイオンス972.30ドル(-4.50ドル)と、マイナス圏で推移し反落して取引きを終了。一時延期となっていた米朝首脳会談が、改めて実施される運びとなり序盤は買いが優勢のスタートとなった、一方、イタリアやスペインの政治不透明感を背景に、ドルがユーロに対して大きく上昇し、ドル建てのパラジウム相場を圧迫。また、欧州株が全面安となり、次いでNYダウも大幅下落するなど、投資家心理が後退した事で、パラジウムも売りが優り、そのままマイナス圏で引けた。
国内のパラジウムは、売りが優った連休明けのNY相場や円高要因から軟調な展開となり反落。小売では1gあたり3,629円(-43円)と、3営業日ぶりに値を下げ、マイナス圏に転じました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/30 3790円 (-44円)
05/29 3834円 (±0円)
05/28 3834円 (+27円)
05/25 3807円 (-21円)
05/24 3828円 (-81円)
05/23 3909円 (+5円)
05/22 3904円 (+76円)
05/21 3828円 (-33円)
05/18 3861円 (-16円)
05/17 3877円 (+16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,847円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:25現在の金相場は1トロイオンス1298.75ドル、パラジウムは972.55ドル、為替は1$108円66銭前後の値動きで推移しております。