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【金相場】週末18日のNY金相場は、イタリアの政治的緊張を背景に買いが入り上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス1291.30ドル(+1.90ドル)と、小幅ながら値を上げ反発して取引きを終了。この日の金相場は、朝方はドルの堅調さから売りが先行し安寄りした。その後、イタリアでポピュリスト政党と極右政党が18日、連立政権樹立に向けた政策で合意。欧州政治の不透明感から、現物資産の裏付けがある金先物にリスク回避目的の買いが入った事で、中盤以降はプラスサイドに反転する展開となり、結局買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、週末のNY相場が小幅高に振れた事を映して上伸。小売ベースでは1gあたり5,022円(+8円)と、小幅に値を伸ばし続伸しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/21 5022円 (+8円)
05/18 5014円 (+18円)
05/17 4996円 (-3円)
05/16 4999円 (-50円)
05/15 5049円 (-5円)
05/14 5054円 (-15円)
05/11 5069円 (+14円)
05/10 5055円 (+23円)
05/09 5032円 (+6円)
05/08 5026円 (-1円)
直近10日間の金相場平均価格:5,032円/g
【パラジウム相場】週末18日のNYパラジウム相場は、ドル高による割高感や、プラチナとの価格乖離から調整売りが出た事で軟調に推移。中心限月の6月限は1トロイオンス960.20ドル(-17.30ドル)と、4営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤より小安く推移した。また、外国為替市場ではユーロ安・ドル高が進行したほか、プラチナとの価格差が70ドル近く離れている事にも割高感が意識され、相場の圧迫材料となった。その後、売り一巡後は安値拾いによる買い戻しや、ドル高一服からもやや持ち直されるも、イタリアの政治的不安から持高を調整する動きも見られ、午後は膠着の展開となった。
国内のパラジウムは、売り優勢となった週末のNY相場を受けて軟調地合いが継続。小売では1gあたり3,828円(-33円)と、マイナス圏で推移し続落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/21 3828円 (-33円)
05/18 3861円 (-16円)
05/17 3877円 (+16円)
05/16 3861円 (-27円)
05/15 3888円 (+17円)
05/14 3871円 (-27円)
05/11 3898円 (+59円)
05/10 3839円 (+43円)
05/09 3796円 (+6円)
05/08 3790円 (-11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,851円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。15:25現在の金相場は1トロイオンス1289.70ドル、パラジウムは966.15ドル、為替は1$111円38銭前後の値動きで推移しております。