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【金相場】15日のNY金相場は、発表された米国経済指標が良好な内容となった事で、ドル高進行に相場を圧迫され大幅続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1290.30ドル(-27.90ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。米国長期金利の指標である10年物国債利回りが前日から再び3%の大台に乗せたことなどを受け、この日は早朝にかけて外国為替市場ではドルが上昇し、ドル建てで取引される金商品は割高感から圧迫され売りが先行した。加えて、朝方発表された米国経済指標は、4月の小売売上高が2カ月連続のプラスとなったほか、5月のニューヨーク州製造業景況指数も市場予想を上回る水準に改善。こうした堅調な統計もドル買いを後押しし、金は下げ幅を拡大した。
国内の金相場はドル高に押されたNY相場を映して軟調地合いが継続。小売ベースでは1gあたり4,999円(-50円)と、マイナス圏で推移し3日続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/16 4999円 (-50円)
05/15 5049円 (-5円)
05/14 5054円 (-15円)
05/11 5069円 (+14円)
05/10 5055円 (+23円)
05/09 5032円 (+6円)
05/08 5026円 (-1円)
05/07 5027円 (±0円)
05/02 5027円 (-6円)
05/01 5033円 (-4円)
直近10日間の金相場平均価格:5,037円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、ドル高に相場を圧迫され売り優勢の展開に。中心限月の6月限は1トロイオンス983.20ドル(-12.50ドル)と反落し、前日の上げを戻して取引きを終了。時間外取引ではテクニカル要因の売りを巻き込んで軟調となったほか、ドル高の進行や売りが出た他貴金属の値動きを眺めて、パラジウムも下げ幅を拡大していた。その後、通常取引きが始まると、株安やドル高の進行などから売り地合いが継続。ただ、売り一巡後は値ごろ感から安値を拾われたほか、発表された米国経済指標(4月の小売売上高・5月のニューヨーク州製造業景況指数)が、それぞれ良好な内容となった事で、パラジウムは次第に買い戻しが入り、下げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、売り優勢となったNY相場を映して反落。小売では1gあたり3,861円(-27円)と、マイナスに転じ反落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/16 3861円 (-27円)
05/15 3888円 (+17円)
05/14 3871円 (-27円)
05/11 3898円 (+59円)
05/10 3839円 (+43円)
05/09 3796円 (+6円)
05/08 3790円 (-11円)
05/07 3801円 (+75円)
05/02 3726円 (-54円)
05/01 3780円 (-86円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,825円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:00現在の金相場は1トロイオンス1297.15ドル、パラジウムは981.60ドル、為替は1$110円29銭前後の値動きで推移しております。