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【金相場】週明け30日のNY金相場相場は、対ユーロでのドル高を背景に売りが先行し反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1319.20(-4.20ドル)、とマイナス圏に転じて取引きを終了。この日は外国為替市場で対ユーロでドル高が先行した事を受けて、金商品の割高感につながり相場を圧迫した。また、韓国と北朝鮮は前週末、朝鮮半島の完全な非核化を目指し、朝鮮戦争の終戦を年内に宣言することで合意。これを受けて、北朝鮮をめぐる地政学的リスクに対する警戒感が和らいだほか、米商務省が発表した3月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比2.0%上昇と、昨年2月以来1年1カ月ぶりに連邦準備制度理事会(FRB)が物価安定目標としている2%に達した事も一部で売り材料となった。ただ、米国株が下落した事で金を買う動きも見られ、午後にかけては下げ一服となった。
国内の金相場は、売り優勢となった週明けのNY市場を映して小幅ながら値を下げ3日続落。小売ベースでは1gあたり5,033円(-4円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
05/01 5033円 (-4円)
04/27 5037円 (-26円)
04/26 5063円 (-5円)
04/25 5068円 (+22円)
04/24 5046円 (+15円)
04/23 5031円 (-25円)
04/20 5056円 (-20円)
04/19 5076円 (+26円)
04/18 5050円 (-5円)
04/17 5055円 (-4円)
直近10日間の金相場平均価格:5,052円/g
【パラジウム相場】週末30日のNYパラジウム相場は、ドル高・ユーロ安の進行や米国株の下げを受けて小幅続落。中心限月の6月限は1トロイオンス960.55ドル(-2.45ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前週末相場の流れを引き継ぎ序盤より安寄りした。また、外国為替市場ではドルが対ユーロで堅調に推移した事で、割高感が意識され相場を圧迫。加えて、プラチナが一段安に沈んだ事や、米国株の下げも意識され軟調な展開となるも、午後には押し目買いも入った事で下げ幅を縮小し下値は限定的となった。
国内のパラジウムは、軟調な展開となった週末や週明けのNY相場を受けて上伸が一服。小売では1gあたり3,780円(-86円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/01 3780円 (-86円)
04/27 3866円 (+49円)
04/26 3817円 (+37円)
04/25 3780円 (-37円)
04/24 3817円 (-130円)
04/23 3947円 (+11円)
04/20 3936円 (-22円)
04/19 3958円 (+87円)
04/18 3871円 (+43円)
04/17 3828円 (+43円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,860円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:45現在の金相場は1トロイオンス1315.70ドル、パラジウムは959.65ドル、為替は1$109円36銭前後の値動きで推移しております。