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【金相場】週明け16日のNY金相場は、対ロシア制裁や、米国が主導するシリアでの軍事攻撃の影響が意識され小幅続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1350.70ドル(+2.80ドル)と、買い優勢で取引きを終了。14日の米英仏によるシリアへの空爆の報を受け、金は時間外取引より買いが先行し小高く推移。また、この日は外国為替市場ではドルが主要通貨に対して伸び悩んだことも買い材料となり上げ幅を拡大した。その後、米英仏によるシリア攻撃はひとまず終了した事で、過度なリスク回避姿勢の後退から買いが一服するも、中東地域における地政学的リスク増大に対する警戒感や、米国・ロシアの対立懸念が意識され、押し目を買われた後に底堅い動きとなった。
国内の金相場は、NY市場では小幅ながら買い優勢で引けるも、為替が円高に傾斜した事もあって上げを相殺され小反落。小売ベースでは1gあたり5,055円(-4円)と、小幅ながら値を下げ、上値追いが一服しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
04/17 5055円 (-4円)
04/16 5059円 (+29円)
04/13 5030円 (-25円)
04/12 5055円 (+22円)
04/11 5033円 (+33円)
04/10 5000円 (+7円)
04/09 4993円 (-2円)
04/06 4995円 (+12円)
04/05 4983円 (+14円)
04/04 4969円 (-2円)
直近10日間の金相場平均価格:5,017円/g
【パラジウム相場】週明け16日のNYパラジウム相場は、引き続き供給逼迫が意識され急伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1003.75ドル(+22.80ドル)と、節目の1000ドルを超え、中心終値では2月28日相場以来、およそ1ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。14日の米英仏によるシリアへの空爆の報や、シリア問題で米国がロシアに対する追加制裁を検討していることから、供給不安が意識されパラジウムは時間外取引より買いが先行した。また、今後シリア問題がエスカレートするのではとの先行き不透明感や、テクニカル要因からも買いが活発化し上げ幅を拡大。大台の1000ドルを突破すると、この日の高値1004.45ドルまで上昇した。途中、一部で利益確定売りが出るも、米国株が堅調に推移した事が材料となり、パラジウムは一段高で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、一段高となった週明けのNY相場を映して堅調地合いが継続。小売では1gあたり3,828円(+43円)と、6営業日続伸と上げ幅を拡大。連日で直近高値を上抜いて、3月1日相場(約1ヶ月半)ぶりの高値となりました。6日間の上げ幅は+362円/gと、率では+9.4%
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
04/17 3828円 (+43円)
04/16 3785円 (+97円)
04/13 3688円 (+11円)
04/12 3677円 (+32円)
04/11 3645円 (+87円)
04/10 3558円 (+92円)
04/09 3466円 (-11円)
04/06 3477円 (-60円)
04/05 3537円 (±0円)
04/04 3537円 (+6円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,620円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1348.90ドル、パラジウムは998.30ドル、為替は1$107円06銭前後の値動きで推移しております。