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【金相場】11日のNY金相場は、米国がシリアへのミサイル攻撃を計画しているとロシアに警告したことから地政学的緊張が高まり買いが活発化。中心限月の6月限は1トロイオンス1360.00ドル(+14.10ドル)と、4営業日続伸し、中心終値では1月下旬以来およそ2ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。また、4日間の上げ幅は+31.50ドル(+2.3%)となった。米国などによるシリアへの武力行使の可能性が高まっており、中東地域における地政学的リスクの増大や、ロシアとの対立懸念を意識して安全逃避の買いが活発となり、金は序盤より買いが先行した。また、ドルが軟調となったほか、米国株の反落や、米長期金利の低下も金相場の上昇を後押し。買いが進んだ金商品は一時1369.40ドルと、16年8月上旬以来(約1年8ヶ月ぶり)の高値まで値を伸ばす場面もあった。なお、通常取引き終了後に公表された、米FRBの3月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では「今後数年、財政政策が成長を大きく促進する」、「ほぼ全ての金融当局者が漸進的な利上げが適切と判断している」との記述が含まれており、利上げ継続の方針が再確認されているとされ、時間外取引では金買いは一服する展開となった。
国内の金相場は、リスクオフの流れから強気地合いを維持したNY相場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり5,055円(+22円)と、3営業日続伸し上げ幅を拡大。連日で直近高値を上抜き、2月15日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
04/12 5055円 (+22円)
04/11 5033円 (+33円)
04/10 5000円 (+7円)
04/09 4993円 (-2円)
04/06 4995円 (+12円)
04/05 4983円 (+14円)
04/04 4969円 (-2円)
04/03 4971円 (+33円)
04/02 4938円 (-10円)
03/30 4948円 (-18円)
直近10日間の金相場平均価格:4,989円/g
【パラジウム相場】11日のNYパラジウム相場は、米国とロシア間を巡って対立の深刻化が意識されたほか、ドル安進行や、金の急騰につられ買いが活発化。中心限月の6月限は1トロイオンス960.95ドル(+11.20ドル)と、3営業日続伸し、中心終値では3月28日相場(約2週間)ぶりの高値に戻して取引きを終了。なお、3日間の上げ幅では65.80ドル(+7.35%)に達した。この日のパラジウムは、急伸した前日相場の流れを引き継いで、序盤より買いが先行した。また、米国が6日、ロシアに対して追加制裁措置を発動したことを受け、テクニカル要因による買いが活発化。ドル安や他貴金属の上昇に加えて、米国がシリアへのミサイル攻撃を計画しているとロシアに警告したことから、益々両国の溝が深まるとの警戒感が買いを促し、相場は一時964ドル超まで値を伸ばす場面もあった。その後、米国株が下げ幅を広げた事で上値を重くするも概ね強地合いを維持し、そのまま高値圏で引けた。パラジウム供給の4割強がロシアで生産されている事から、市場では今後の供給不安が懸念視されている。
国内のパラジウムは、供給先行き懸念を背景にNY相場が一段高に振れた事を映して上伸。小売では1gあたり3,677円(+32円)と、3営業日続伸し、3日間の上げ幅は+211円(+6%)と、上げ幅を拡大。前日同様に3月29日相場(約2週間)ぶりの高値回復となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
04/12 3677円 (+32円)
04/11 3645円 (+87円)
04/10 3558円 (+92円)
04/09 3466円 (-11円)
04/06 3477円 (-60円)
04/05 3537円 (±0円)
04/04 3537円 (+6円)
04/03 3531円 (-87円)
03/30 3618円 (-70円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,566円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:15現在の金相場は1トロイオンス1353.15ドル、パラジウムは957.20ドル、為替は1$106円89銭前後の値動きで推移しております。