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【金相場】14日のNY金相場は、発表された米国経済指標や、為替動向から売り買いが交錯。中心限月の4月限は1トロイオンス1326.60ドル(-1.50ドル)と、小幅ながら反落して取引きを終了。この日発表された2月の米国小売売上高は市場予想に反して前月比-0.1%と減少したものの、2月生産者物価指数は前年比+2.8%と1月実績の同比+2.7%を上回り良好な内容となるなど、強弱まちまちの結果を受けて、金も売り買いが交錯する展開となった。その後、外国為替市場ではドル買いが進んだ事で、やや売り押されるも、相次ぐ閣僚や高官らの退任でトランプ米政権の先行きに不透明感が広がる中、米中間の貿易摩擦激化に対する懸念も再燃して投資家のリスク回避姿勢が強まったことから安全資産としての金を買う動きもあり、下値を支えられた。
国内の金相場は、小幅ながら売り押されたNY相場安を映して反落。小売ベースでは1gあたり4,929円(-21円)と、マイナス圏に転じ反落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
03/15 4929円 (-21円)
03/14 4950円 (+14円)
03/13 4936円 (-19円)
03/12 4955円 (+26円)
03/09 4929円 (-3円)
03/08 4932円 (-25円)
03/07 4957円 (+23円)
03/06 4934円 (+27円)
03/05 4822円 (-4円)
03/02 4911円 (-17円)
直近10日間の金相場平均価格:4,934円/g
【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、ドル高の進行や、リスク回避姿勢から米国株が軟調となった事につられ反落。中心限月の6月限は1トロイオンス984.75ドル(-6.85ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、急騰した前日相場の流れを引き継ぎ、序盤は買いが先行。時間外取引ではジリジリと上げ幅を広げ、一時節目の1000ドルを超えるなど一段高となった。ただ、この日の高値1002.10ドルを付けると、利益確定売りが出た事で相場は軟調な展開に反転。発表された米国経済指標が強弱入り混じる内容となったほか、ドル高の進行、投資家のリスク回避姿勢から米国株が下げた事も、要因となり次第に買い一服となった。
国内のパラジウムは、マイナス圏に転じたNY市場を映して反落。小売では1gあたり3,747円(-22円)と、値を落とし、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/15 3747円 (-22円)
03/14 3769円 (+60円)
03/13 3709円 (-81円)
03/12 3790円 (+91円)
03/09 3699円 (+27円)
03/08 3672円 (-37円)
03/07 3708円 (-38円)
03/06 3747円 (±0円)
03/05 3747円 (±0円)
03/02 3747円 (-211円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,734円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1329.75ドル、パラジウムは990.45ドル、為替は1$106円04銭前後の値動きで推移しております。