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2018年03月13日NY相場の値動きを映して、国内貴金属も総じてマイナス圏へ↓

【金相場】週明け12日のNY金相場は、売り買いが交錯する中で、小幅に値を落とし反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1320.80ドル(-3.20ドル)と、反落し、マイナス圏で取引きを終了。前週末に発表された2月の米雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門の就業者数の増加幅が1年7カ月ぶりの大きさとなる一方、物価上昇の先行指数として注目される平均時給の上昇率は市場予想を下回った。これを受けて過度なインフレ懸念が後退する中、アジアや欧州株が上昇するなど投資家のリスク選好意欲が回復。相対的に安全資産とされる金には売り圧力がかかり相場を圧迫された。また、外国為替市場でドル高・ユーロ安が先行し、ドル建てで取引される金に割高感が生じたことも相場の重しとなった。ただ、その後は米国株式相場が下げに転じると、金は売りが一服し買い戻しに反転。また、ドルが軟調に振れた事も金に割安感を与え、引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。

国内の金相場は、小幅ながら売り優勢に転じたNY市場の値動きを映してマイナス圏へ。小売ベースでは1gあたり4,936円(-19円)と、値を下げ反落しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

03/13   4936円 (-19円)

03/12   4955円 (+26円)

03/09   4929円 (-3円)

03/08   4932円 (-25円)

03/07   4957円 (+23円)

03/06   4934円 (+27円)

03/05   4822円 (-4円)

03/02   4911円 (-17円)

03/01   4928円 (-36円)

02/28   4964円 (-42円)

直近10日間の金相場平均価格:4,935円/g


【パラジウム相場】週明け12日のNYパラジウム相場は、前週末までの連騰に対する利確売りが出た事で3営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス967.65ドル(-19.20ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、前週末に発表された米国雇用統計を受けて、投資家のリスク選好意欲の高まりからアジア株の上昇が好材料となり、通常取引き開始前の時間外では992ドル超まで値を伸ばすなど買いが先行した。ただ、その後はドルの上昇を受けて次第に売り優勢の展開に反転。金やプラチナが下げに転じた事や、米国株も軟調に推移した事で、パラジウムにも利益確定の売りが広がり、この日は3営業日ぶりにマイナス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、利益確定売りに押されたNY相場を映して3営業日ぶりにマイナス圏へ沈下。小売では1gあたり3,709円(-81円)と、前日の上昇分をほぼ戻し、行って来いの相場展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

03/13   3709円 (-81円)

03/12   3790円 (+91円)

03/09   3699円 (+27円)

03/08   3672円 (-37円)

03/07   3708円 (-38円)

03/06   3747円 (±0円)

03/05   3747円 (±0円)

03/02   3747円 (-211円)

03/01   3958円 (-27円)

02/28   3985円 (-54円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,776円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1325.05ドル、パラジウムは976.10ドル、為替は1$106円45銭前後の値動きで推移しております。

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