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【金相場】週末23日のNY金相場は、小幅安の展開となりマイナス圏へ。中心限月の4月限は1トロイオンス1330.30ドル(-2.40ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日は米長期金利の上昇が一服し、世界の大半の株式相場が上昇する中、投資家のリスク警戒感が緩和され、安全資産とされる金商品を物色する動きが乏しかった。序盤にはドル高を背景とした売り圧力に押され下げ幅を広げるも、その後相場は次第に買い戻しに転じプラス圏に浮上。ただ、それ以降は春節(旧正月)明けの中国勢による現物買いも限定的で、買い手掛かりを欠く中で軟調に推移した。
国内の金相場は、週末のNY相場安を映すも、時間外取引での戻りや為替動向から小幅高に振れ上昇。小売ベースでは1gあたり4,987円(+1円)と、横ばいながら小幅に値を上げ小反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
02/26 4987円 (+1円)
02/23 4986円 (-26円)
02/22 5012円 (+2円)
02/21 5020円 (-21円)
02/20 5031円 (+7円)
02/19 5024円 (-10円)
02/16 5034円 (-26円)
02/15 5060円 (+24円)
02/14 5036円 (-4円)
02/13 5040円 (-1円)
直近10日間の金相場平均価格:5,022円/g
【パラジウム相場】週末23日のNYパラジウム相場は、堅調な株価や、押し目を買われ上伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1041.15ドル(+7.65ドル)と続伸し、月初の2日以来およそ4週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安を背景に序盤より買いが先行し堅調に推移した。また、原油相場の上昇や、世界的な株高が好材料となり上げ幅を拡大。相場は一時1042ドルまで値を伸ばす場面もあった。その後、ドルの戻りを受けてやや上げ幅を縮小するも、押し目買いや、週末を控えた持ち高調整の買いが相場を支え、結局高値圏で取引きを終えた。なお、この日のプラチナの清算値は998.80ドル(-0.60ドル)と小反落。23日時点での両銘柄の価格差は42.35ドル(パラジウム高)となった。
国内のパラジウムは、堅調となった週末のNY相場高を映して上伸。小売では1gあたり3,996円(+38円)と、上げ幅を拡大。このところの高値を抜いて、5日(3週間)ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
02/26 3996円 (+38円)
02/23 3958円 (+38円)
02/22 3920円 (-43円)
02/21 3963円 (+43円)
02/20 3920円 (-32円)
02/19 3952円 (+102円)
02/16 3850円 (+38円)
02/15 3812円 (+5円)
02/14 3807円 (-5円)
02/13 3812円 (+59円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,899円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1339.80ドル、パラジウムは1044.80ドル、為替は1$106円58銭前後の値動きで推移しております。