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【金相場】21日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表待ちとなる中、売り買いが交錯。中心限月の4月限は1トロイオンス1332.10ドル(+0.90ドル)と、横ばい圏ながら小反発して取引きを終了。この日はFOMC議事要旨(1月30-31両日開催分)の公表を午後に控えて全体的に方向感に乏しい商いとなる中、外国為替相場の動きに幾分振り回される展開となった。ドルの対ユーロ相場が堅調に転じた場面ではドル建てで取引される金商品に割高感が生じ売りにつながったが、ドルの対ユーロ相場が軟調に転じた場面では逆に買いが優勢となった。前日の下落反動から買い戻しが入りやすかったことも、相場の下支えとなり小幅高で引けた。
その後、時間外取引では議事要旨の公表を受けて売り買いが交錯。参加者による景気過熱への警戒感は強くないとの見方から金買いが進むも、その後は米連邦準備理事会(FRB)が予定通り金融政策の正常化を進める方針が改めて意識され、売り戻される展開となった。
国内の金相場は、小幅高に振れたNY相場を映して小反発。小売ベースでは1gあたり5,012円(+2円)と、横ばいながらプラス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
02/22 5012円 (+2円)
02/21 5020円 (-21円)
02/20 5031円 (+7円)
02/19 5024円 (-10円)
02/16 5034円 (-26円)
02/15 5060円 (+24円)
02/14 5036円 (-4円)
02/13 5040円 (-1円)
02/09 5041円 (-3円)
02/08 5044円 (-41円)
直近10日間の金相場平均価格:5,033円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、ドル高を背景に軟調な展開となり売り優勢の展開に。中心限月の3月限は1トロイオンス1022.50ドル(-4.65ドル)と、マイナス圏で推移し続落して取引きを終了。この日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨発表を午後に控えて、全体的に様子見ムードから序盤は小動きな展開となった。その後、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進むと、ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に相場を圧迫され軟調に推移した。途中、売りが一巡すると押し目買いが入ったほか、堅調スタートとなった米国株の上昇が下支えとなるも、引き続きドル高の流れが相場の重しとなり、結局売り優勢で取引きを終えた。なお、この日のプラチナの清算値は996.60ドル(-7.40ドル)と続落。21日時点での両銘柄の価格差は25.90ドル(パラジウム高)となった。
国内のパラジウムは、売り優勢となったNY相場を映して反落。小売では1gあたり3,920円(-43円)と、前日の上げ幅をそのまま戻し、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
02/22 3920円 (-43円)
02/21 3963円 (+43円)
02/20 3920円 (-32円)
02/19 3952円 (+102円)
02/16 3850円 (+38円)
02/15 3812円 (+5円)
02/14 3807円 (-5円)
02/13 3812円 (+59円)
02/09 3753円 (-91円)
02/08 3844円 (-103円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,863円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1326.70ドル、パラジウムは1019.45ドル、為替は1$107円34銭前後の値動きで推移しております。