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【金相場】週末16日のNY金相場は、3連休を控えて全体的に方向感の乏しい中、買いが僅かに上回り小幅高。中心限月の4月限は1トロイオンス1356.20ドル(+0.90ドル)と、横ばい圏ながらプラス圏に転じて取引きを終了。この日の金相場は、ドル安進行に伴う割安感から、早朝の時間外取引では一時1364.4ドルを付けるなど上げ幅を拡大した。しかし、その後発表された米経済指標が良好な内容となった事を受けて、金の買いは一服。週明けのプレジデンツデーに伴い連休を取る参加者も多く、以降は全体的に動意に乏しく、狭いレンジでの商いとなった。なお、米国のインフレが加速しつつあることを背景に、週間ベースでは3.1%上昇。2016年4月以来の大幅高となった。
国内の金相場は、週末のNY相場高を映すも、時間外取引での戻りや為替動向から上げを消化されマイナス圏へ。小売ベースでは1gあたり5,024円(-10円)と、値を落とし続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
02/19 5024円 (-10円)
02/16 5034円 (-26円)
02/15 5060円 (+24円)
02/14 5036円 (-4円)
02/13 5040円 (-1円)
02/09 5041円 (-3円)
02/08 5044円 (-41円)
02/07 5087円 (-37円)
02/06 5122円 (-8円)
02/05 5130円 (-28円)
直近10日間の金相場平均価格:5,062円/g
【パラジウム相場】週末16日のNYパラジウム相場は、引き続き押し目買いが入ったほか、ドル安を背景とした割安感から買いが広がり急伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1035.75ドル(+29.10ドル)と、直近では最長の6営業日続伸し、中心終値では月初の2日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移した。また、金やプラチナの上昇が好材料となったほか、供給逼迫による先行き不安、押し目買いなども入り上げ幅を拡大。相場は一時1040ドル超まで値を伸ばす場面もあった。その後、ドルの戻りや、連休を控えた持ち高調整から上値を抑えられるも、概ね堅調地合いを維持する展開となり、そのまま高値圏で取引を終えた。前週には世界的なリスクオフの流れからパラジウムも調整地合いとなったが、今週に入って持ち直す展開となり週間では+7%上昇した。
国内のパラジウムは、急伸した週末のNY相場を映して上げ幅を拡大。小売では1gあたり3,952円(+102円)と、3営業日続伸し、6日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
02/19 3952円 (+102円)
02/16 3850円 (+38円)
02/15 3812円 (+5円)
02/14 3807円 (-5円)
02/13 3812円 (+59円)
02/09 3753円 (-91円)
02/08 3844円 (-103円)
02/07 3947円 (-27円)
02/06 3974円 (-97円)
02/05 4071円 (+32円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,882円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1352.65ドル、パラジウムは1045.05ドル、為替は1$106円23銭前後の値動きで推移しております。