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【金相場】25日のNY金相場は、通常取引き時間内ではドル安継続の流れを受けて買いが広がり3日上伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1362.90ドル(+6.60ドル)と、中心終値では2016年8月4日相場(1367.40ドル)以来およそ1年5ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の外国為替市場では、24日のムニューシン米財務長官によるドル安容認とも受け取れる発言を受けて、ドル売り地合いが継続。このため、ドル建てで取引される金商品には割安感が生じ買いが広がった。 ただ、スイスのダボスを訪問中のトランプ米大統領が、この日午後に放映されたテレビのインタビューで、ドルについて「より強く、さらに強くなる。最終的に強いドルを望んでいる」と言及。また、ムニューシン氏の発言はメディアに誤解されたとの認識を示した。これを受けて、ドルが対ユーロなどの主要通貨で急速に買い戻されたため、金相場は引け後に相場を圧迫されマイナス圏に沈下した。
国内の金相場は、取引終了後に売り戻されたNY相場を受けて反落。小売ベースでは1gあたり5,171円(-18円)と、値を下げマイナス圏に沈下しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/26 5171円 (-18円)
01/25 5189円 (+11円)
01/24 5178円 (-7円)
01/23 5185円 (+8円)
01/19 5177円 (+16円)
01/18 5179円 (+2円)
01/17 5177円 (-17円)
01/16 5194円 (+8円)
01/15 5186円 (+36円)
直近10日間の金相場平均価格:5,180円/g
【パラジウム相場】25日のNYパラジウム相場は、前日の上昇に対する利益確定売りに押され反落。中心限月の3月限は1トロイオンス1097.40ドル(-8.95ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。24日のムニューシン米財務長官のドル安を容認する発言を背景に、外国為替市場ではドル安が進んだ事で、パラジウムは割安感による買いが継続し序盤は小高く推移した。また、株式市場が堅調な動きとなった事も相場を後押しした。ただ、前日には高値圏まで買われた事もあり、次第に利益確定を目的とした売りが広がり相場を圧迫。ドル安一服も加わり、中盤以降はマイナス圏での値動きとなった。
国内のパラジウムは、軟調となったNY相場を映して反落。小売では1gあたり4,266円(-37円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/26 4266円 (-37円)
01/25 4303円 (+16円)
01/24 4287円 (-43円)
01/23 4330円 (-22円)
01/22 4352円 (+11円)
01/19 4341円 (-65円)
01/18 4406円 (+97円)
01/17 4309円 (-113円)
01/16 4422円 (+17円)
01/15 4406円 (+135円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,342円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。14:35現在の金相場は1トロイオンス1355.45ドル、パラジウムは1092.70ドル、為替は1$109円49銭前後の値動きで推移しております。