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【金相場】15日のNY金相場は、米経済対策および包括的歳出法案を巡る動向や、今年最後の連邦公開市場委員会(FOMC)で新たな金融政策ガイダンスが示される可能性が意識され反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1855.30ドル(+23.20ドル)と、8日相場(1週間)ぶりの高値で取引きを終了。米与野党が2021年度予算をめぐり詰めの協議を行い、合意に近づいたほか、新型コロナウイルス経済対策をめぐっては、米議会の一部の穏健派の超党派議員らが、二つに分割した法案を提案する見込み。これを受けて、何らかの形で対策がまとまるとの期待が強まり、財政出動による将来的なインフレのヘッジとして金買いが活発化し序盤より堅調となった。また、外国為替市場ではドル安・ユーロ高に伴う割安感を受けた買いも加わり、相場は一時1859.30ドルまで上昇した。なお、コロナワクチン接種が米国内で前日始まった一方で、コロナウイルスによる死者数の増加に歯止めがかからない状況が金を買い支える要因となり、この日は大幅高で取引きを終えた。
国内の金相場は、買い優勢となったNY相場を映し5営業日ぶりに急反発。買取ベースでは1gあたり6,734円(+65円)と、9日相場以来(1週間ぶり)の高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/16 6,734円 (+65円)
12/15 6,669円 (-33円)
12/14 6,702円 (-21円)
12/11 6,723円 (-8円)
12/10 6,731円 (-98円)
12/09 6,829円 (+20円)
12/08 6,809円 (+90円)
12/07 6,719円 (+13円)
12/04 6,706円 (+2円)
12/03 6,704円 (+71円)
10日間の金相場平均価格:6,733円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、安値拾いや、米追加経済対策をめぐる協議の停滞懸念が後退する中、買いが優勢となり上昇。中心限月の3月限は1トロイオンス2324.00ドル(+5.10ドル)と、3営業日ぶりにプラス圏に転じて取引きを終了。米民主党のペロシ下院議長が追加の新型コロナウイルス経済対策や政府予算案を協議するため、議会幹部を会合に招請したと伝わった。ペロシ議長とムニューシン財務長官は、電話で経済対策や予算案について協議したという。こうした動きを受けて、米追加経済対策をめぐる協議の停滞懸念が後退。また、米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナワクチンの接種が前日に米国で始まったほか、米モデルナのコロナワクチンについても、有効性や安全性に問題がないとする資料を公表し、米国で二つ目のコロナワクチンとして、週内にも緊急使用許可が下りる可能性が高まった。米追加経済対策への期待や、ワクチン普及による早期の経済正常化への期待感が膨らんだ事で、パラジウムは序盤より買いが先行。また、前2日間の下げに対する反動買いや、ドル安進行が支援材料となり相場は一時2369ドルまで急伸した。ただ一方で、ウイルス感染の拡大に歯止めが掛かっておらず、ニューヨーク市長はクリスマス後にロックダウン(都市封鎖)が必要になる可能性を示唆するなど、活動制限への強化が懸念材料となり上値を重くした。
国内のパラジウムは、堅調となったNY相場を映し上昇。買取では1gあたり8,388円(+28円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/16 8388円 (+28円)
12/15 8360円 (-99円)
12/14 8459円 (-55円)
12/11 8514円 (+231円)
12/10 8283円 (-143円)
12/09 8426円 (-28円)
12/08 8454円 (-110円)
12/07 8564円 (+84円)
12/04 8481円 (-281円)
12/03 8762円 (+22円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,469円/g
13:25現在の金相場は1トロイオンス1869.70ドル、パラジウムは2348.55ドル、為替は1$103円53銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金6,843円(+65円)、パラジウム8,640円(+27円)、銀92.40円(+1.98円)、プラチナ3,854円(+77円)と、国内貴金属は買い優勢となったNY相場を映し軒並み上昇。金は約1週間ぶりの高値となるなど堅調となったNY相場を映し、国内でもプラス圏で推移し5日ぶりに反発。また、銀も3営業日ぶりに大幅反発し9日相場以来1週間ぶりの高値に回復したほか、白金族のパラジウム・プラチナもそれぞれ値を上げ3営業日ぶりにプラス圏に反転する展開となりました。
【15日】NY貴金属相場(中心月終値)
金:1855.30ドル(+23.20ドル)
銀:2464.40セント(+59.70セント)
パラジウム:2324.00ドル(+5.10ドル)
プラチナ:1039.30ドル(+23.70ドル)
【金相場】週明け14日のNY金相場は、米英でコロナワクチンの接種が始まり、世界経済の正常化観測が強まった事で利確売りが優り反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1832.10ドル(-11.50ドル)と、マイナス圏に反転した取引きを終了。米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンの接種が14日に米国で始まった。ワクチン普及による早期の経済正常化への期待が高まり、投資家のリスク回避姿勢が後退する中で金相場の下押し要因となった。
ただ、外国為替市場では、対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される金商品に割安感が生じ相場の下値は限定的だったほか、翌日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、様子見ムードも広がり売り一巡後は小動きな展開となった。
国内の金相場は、リスクオフの流れを受けて週明けのNY相場が売りに反転した事を映し軟調に推移。買取ベースでは1gあたり6,669円(-33円)と、値を下げ4営業日続落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/15 6,669円 (-33円)
12/14 6,702円 (-21円)
12/11 6,723円 (-8円)
12/10 6,731円 (-98円)
12/09 6,829円 (+20円)
12/08 6,809円 (+90円)
12/07 6,719円 (+13円)
12/04 6,706円 (+2円)
12/03 6,704円 (+71円)
12/02 6,633円 (+117円)
10日間の金相場平均価格:6,723円/g
【パラジウム相場】週明け14日のNYパラジウム相場は、ドル安要因やコロナワクチンの接種開始を背景に買われるも、株安や利確売りに押されマイナス圏へ。中心限月の3月限は1トロイオンス2318.90ドル(-14.20ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、外国為替でドル安が進んだ事を背景に時間外取引では買いが先行し上昇した。また、英・米で新型コロナワクチンの接種がスタートし、投資家のリスク回避姿勢が緩和した事も買い材料となり相場は一時2340ドル超まで上昇した。ただ、ワクチン接種による楽観とは裏腹に、米国での感染拡大には歯止めがかからず、ニューヨーク市は完全なロックダウンの可能性に備えるべきだとデブラシオ市長は提言した事や、超党派による経済対策案の詳細公表を控え、合意成立に弾みが付くのか警戒感が強かったのも意識され、結局マイナス圏に沈下して取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、売り優勢となった週明けのNY相場を映し続落。買取では1gあたり8,360円(-99円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/14 8459円 (-55円)
12/11 8514円 (+231円)
12/10 8283円 (-143円)
12/09 8426円 (-28円)
12/08 8454円 (-110円)
12/07 8564円 (+84円)
12/04 8481円 (-281円)
12/03 8762円 (+22円)
12/02 8740円 (+66円)
12/01 8674円 (-104円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,536円/g
15:20現在の金相場は1トロイオンス1849.70ドル、パラジウムは2336.90ドル、為替は1$104円14銭前後の値動きで推移しております。
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