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2017年07月27日引け後に急反発したNY相場を映し、国内金相場も上昇↑直近では最長の5日続伸し、1ヵ月ぶりの高値に回復。

【金相場】26日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策決定を午後に控える中、利益確定の売りや持ち高調整の売りに押され軟調に推移。中心限月の8月限は1トロイオンス1249.40ドル(-2.70ドル)と、小幅ながら3営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、持ち高調整目的の売りや、米株式市場でダウ工業株30種平均など主要株価指数が最高値を更新し、リスク回避目的で買われやすい金の重荷になり相場は売りが先行した。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表を午後に控えて様子見ムードも強かったため、売りが一巡すると買い戻しも入るなど相場は拮抗し、下値は限定的となった。その後、通常取引き終了後の時間外で金相場は急反発。発表されたFOMC声明では、このところ弱さが見られる物価動向に対して警戒感が示され、追加利上げ観測が後退したことから、金利を生まない資産である金には追い風となり、相場は買い優勢に反転。一時1263ドル台(6月13日相場以来およそ1ヵ月半ぶり)の高値圏まで再浮上した。

国内の金相場は、引け後に急反発したNY相場高を映して、国内でもプラス圏で推移し上伸。小売ベースでは1gあたり4,909円(+15円)と、直近では最長の5日続伸し、連日月初来高値を更新。6月29日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値圏で推移

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

07/27   4909円 (+15円)

07/26   4894円 (+7円)

07/25   4887円 (+4円)

07/24   4883円 (+1円)

07/21   4882円 (+11円)

07/20   4871円 (-11円)

07/19   4882円 (+14円)

07/18   4868円 (+26円)

07/14   4842円 (-6円)

07/13   4848円 (-8円)

直近10日間の金相場平均価格:4,877円/g


【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、原油相場の上伸や、世界的に株高となるなどリスク選好意欲の回復が支えとなり上伸。中心限月の9月限は1トロイオンス862.90ドル(+5.95ドル)と、3営業日続伸し、18日相場以来およそ1週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、FOMCを控えて様子見が広がる中、前日までの買い優勢の流れを引き継いで序盤より小高く推移した。また、需要増しの観点から原油相場が上昇した事や、米株式市場ではダウ工業株30種平均など主要株価指数が最高値を更新するなど、投資家のリスク選好意欲が回復する中、パラジウムも上げ幅を拡大し一時870ドル圏内まで上昇した。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードとなった事や、手じまい売りも出た事から、やや上げ幅を縮小するも、引き続き株高が支えとなり、この日も買い優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、引き続き買いが優ったNY相場を映して堅調に推移。小売では1gあたり3,450円(+11円)と、3営業日続伸し、19日相場以来およそ1週間ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

07/27   3450円 (+11円)

07/26   3439円 (+48円)

07/25   3391円 (+43円)

07/24   3348円 (-27円)

07/21   3375円 (-48円)

07/20   3427円 (-27円)

07/19   3450円 (-33円)

07/18   3483円 (+6円)

07/14   3477円 (-16円)

07/13   3332円 (+22円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,433円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1265.40ドル、パラジウムは869.15ドル、為替は1$110円92銭前後の値動きで推移しております。

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